こんにちは！グリーンテック株式会社の青木です！
いきなりですがみなさんは観葉植物を家に置いてありますか？
もしくはこれから置いてみようと考えている方もいらっしゃると思います！
景観として楽しむもよし、育てるのを楽しむもよし、最近沸々と人気が出てきている観葉植物。
大体の方は購入する時、植物の見た目（第一印象）で決めますよね！
家においても汚かったり、その場所にあっていなければ当然購入しようなんて考えません。
ですが、見た目がいいからといってなんとなくで買ってしまい
家において数日たつと葉が落ちていき最終的には枯れてしまった…
なんてことはありませんか？
とはいえ、最初は誰もが通る道ですのでそこまで深く考える必要はありません。
観葉植物を育てるのがどれだけ難しいか。ここで学んでいきましょう。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は初心者にはお勧めできない観葉植物3選になります！
なお、今回はあくまでメジャーなものでかつ
初心者がよく枯らしてしまうものを集めさせていただきました。
この記事を見て皆さんの失敗を防ぐきっかけになれば幸いです！
初心者にはオススメできない観葉植物
１．ベンジャミン
一つ目のお勧めできない植物はベンジャミンです！
写真を見て頂ければ一度は見たことある方も多いんじゃないでしょうか？
葉の部分が丸みを帯びておりとてもかわいいですよね。
家だけでなく、身近だとヘアーサロンやショッピングモール、
高級感あふれる自動車ディーラーからホテルまで幅広く利用されていますよね！
そんなベンジャミンですが…はっきり言ってかなり難しい部類に入ると思います。
理由としては…
・光量（周りの明るさ）がないと葉落ちする。
・水をたくさん吸うので水枯れで葉落ちする。
・空気の循環（風通し）がないと中心部分が葉落ちする。
・葉落ちしなくたとしても新芽の伸びが早すぎて形が崩れる。（枝の剪定は必須！）
葉落ちしたベンジャミン↑
…と、一に葉落ち二に葉落ち。とにかく葉がポロポロ落ちていくんですよ！
毎日葉が落ちていき、気付けば上の部分がスカスカ何てことも…
もし、適正環境を用意出来たり、強い個体を選べたとしてもその先に待っているのは
怒涛の新芽成長祭り！伸びに伸びてまるで人の寝起きの寝癖頭のようになってしまいます…
伸びてしまうのであれば剪定（枝を切る）すればよいのですが、ここでやっかいなのが
樹液です。ベンジャミンは近い仲間でゴムの木がいます。
ベンジャミンの樹液はゴムと同じで白く、ベタベタしており、人によっては触るとかぶれることも。
ましてや床や壁に着いて時間が経つと絶望的に取れません…
というように物凄く手間がかかります。正直私も手は出したくないのが本音ですね…
と、マイナスなことばかり伝えるのもかわいそうなのでちょっと論点を変えてみます。
『葉は落ちる』といいましたが、葉が落ちきった後は復活することが多いです。
新芽の生え方は乱雑ですがまるで今までの葉落ちが噓だったかのように生えてきます…！
まぁ、購入した時（全盛期）に戻すのはほぼ不可能なんですけどね…
（評価を上げると思ったら結局落とすんかいッ！）
２．シェフレラ（カポック）
シェフレラ↑
カポック↑
二つ目の植物はシェフレラになります。近いものとしてカポックもありますね。
（以下まとめてシェフレラと呼びます）
今回はこの二つをセットでご説明いたします。
この植物も観葉植物を代表する品種でお店などでよく見受けられますね。
さて、そんなポピュラーなものがなぜお勧めできないのか。
その理由として…
１．虫がつきやすい（購入時から付いていることが多い）
２．環境（日当たり、温度、乾燥具合）によって水やりの量が大きく変わる。
３．耐久性の個体差がよくある（アタリハズレが多い）
４．特にカポックは暗所（暗い場所）に弱く葉落ちしやすい。
茶色い粒のようなものが虫。他にも白い種類もいる。↑
といったものになります。
一番の理由としてはとにかく虫がつきやすいことです。
今回は2,3,4についてはそのままの理由なので割愛させていただきます。
今回は害虫について深くお伝えしていきます。
シェフレラにはカイガラムシと呼ばれる虫がついていることがよくあります。
この虫はシェフレラの樹液を吸い、粘々した液体を排出します。
人体に害はありませんが植物が枯れたり粘々した液体が床に垂れて
悲惨なことになります…
しかも高確率で植物に付いていることが多く繫殖力も尋常じゃありません。
特に厄介なのが薬を服用してもあまり効き目がないことです。
駆除するにはブラシやピンセットなどで物理的に排除するしかないでしょう。
植物全体をシャワーで洗い流すのも効果的です。
虫の幼体（子ども）はかなり小さく見落とすことがほとんどです。
お勧めできない訳は他にも上記2.3.4の理由がありますが
詳しく話すまでではないのでここまでとさせていただきますね。
とにかく虫には要注意です。
もちろんシェフレラに限った話ではなく観葉植物全体を通して可能性があるので
購入時にはしっかり虫がいないか自分の目で見て判断しましょう
３．パキラ
三つめの植物ははパキラになります。
これまた見たことのあるメジャーな植物ですよね。
お店でも勿論、ご自宅で育てている方も多いんじゃないでしょうか。
そんなパキラをお勧めできない理由は…
１．成長が早く、葉が伸びすぎてしまう。
２．弱ってきたからといって水をあげすぎて枯らしてしまう事例（根腐れしやすい）
３．ねじれている木は寿命が短い。
４．寒さに弱い。
といったかたちになります。今回は1,2,3についてお話しさせていただきます。
まず一つ目の理由、新芽が伸びすぎてしまうこと。
これは単純に成長が早く新芽が伸びすぎてしまうので
剪定が定期的に必要になりますね。
形が崩れてきたら枝の根元から切ってリセットするのも良いでしょう。
二つ目の理由は根腐れしやすいことです。これが一番枯らしてしまう原因に当てはまるでしょう。
パキラはそこまで多く水を吸うことはなく、観葉植物のなかでは
一般的の給水量といえるぐらいです。
なぜ、根腐れで枯らしてしまうことがほとんどなのか。
その理由としてはパキラは体調を崩すと葉っぱに症状が顕著に現れます。
植物の知識がない方がそれを見ると『水が足りなかったのかな？』と思い、
水をさらに多くあげてしまいます。するとどうなるか。
水のあげすぎで根腐れして枯れてしまう…というメカニズムです。
パキラを枯らしてしまうほとんどの方はこれが理由に当てはまるでしょう。
葉先が茶色くなったパキラ。これは暗所に置いていたのが原因↑
観葉植物すべてでいえることですが葉っぱが落ちたり色が変わったり
するのは様々な理由があります。空調が直に当たってないか、
置き場所が暗すぎないか、直射日光に当てすぎていないかなど
他の理由も考えられますのでネット等で詳しく調べて原因を探りましょう。
三つめの理由はねじれている木は寿命が短いことです。
パキラの鉢といえば木の幹がねじれていることが多いです。
パキラの代名詞といっても過言ではないですが、ここに落とし穴があります…
このねじれている部分は複数の苗（木）を矯正して編み込むように育てています。
本来の成長の仕方とは程遠く、やり方が無理やりといっても過言ではありません。
成長すると幹が互いに締め込みあい、傷ついていきます。
なので、株自体に既にダメージを負っており、寿命が短いことになってしまいます。
４～５年程水やりのみしたねじれパキラ↑
とはいってもこのねじれはパキラの特色。
ねじれていないものであれば長生きすることが多いので
長く楽しみたいのであればねじれていないものを選んでみましょう。
一本立ち（ねじれじゃない）パキラ↑
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さて、ここまでざっと説明してきましたが知らないことも多かったんじゃないでしょうか？
私も観葉植物のレンタルという仕事をしていますが
まだまだ観葉植物の全てを把握できたわけではなく、常に勉強の毎日です。
観葉植物はそれぞれの種類に様々な特色があります。
しっかり長く育てたいのであればまずは知識をそろえてから！
知識を得て考えてみると見方も変わるので観葉植物についてぜひ調べてみてください！
最後までご覧いただきありがとうございました！
改めてこの記事が皆さんのお力になれたのなら幸いです！
