
光沢のある葉が根強い人気の秘訣!ゴムの木
昔は天然ゴムの原料に使われていましたが、今は観賞用として育てられています。今の天然ゴムの原料はパラゴムやインドゴムなどが利用されていています。
ゴムの木の種類は800種以上と多く、ゴムの木という名前でよく売られている観葉植物は、右上の葉が丸く大きいフィカス・エラスティカや斑入りのフィカス・ティネケなどを見かけます。ゴムの木の魅力は光沢のある丸長い葉がとても綺麗で、寒さにも比較的強く育てやすい観葉植物です。
育て方のポイント
できるだけ日当たりのよい明るい場所で育てますが、真夏の直射日光は強すぎますので、強い日差しを避けたレースカーテン越しなど日光など明るい所で育てます。耐陰性があるので、明るい日陰でも育てる事ができますが、日照不足になると葉が柔らかくなり垂れてくるので、できるだけ明るい所で育てます。寒さには強くないので、冬は室内の明るい所へ入れ、最低温度5度以上で管理します。その他は観葉植物の置き場所をご覧下さい。
鉢土の表面が白く乾いてから与えますが、真夏はよく水を吸い上げるので、乾かしすぎないように注意してください。朝の最低気温が20度以下になってきたら、徐々に水やり回数を減らして行きます。冬は表面が白く乾いてから2、3日したからの水やりをします。真冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になりますので注意してください。
鉢の底から根が出て根詰まりしてしまったり、根が痛んで新芽の伸びが悪かったり、ここ3年以上は植え替えていない株は、植え替えをします。時期は5月上旬から8月中旬までに行います。用土は市販されている観葉植物専用の土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでよいと思います。
豆知識
かつてはゴムの原料として樹幹から出る乳液を利用しましたが、現在では、別の良質のゴムを採取できる植物が発見されて、ゴムの採取の目的では利用されていません。
- 品名
- ゴムの木(ベンジャミン・ガジュマル)
- 別名
- フィカス、ロブゴム
- 分類
- クワ科フィカス属