最近では、観葉植物ブームもあいまってご自宅でもいろいろと植物をかざったりしている方も多いと思います。上級者になるとテラリウムやアクアリウム、センス良く組み合わせてアレンジメントなども作成したりする人もいることでしょう。
ただ、色合いってやっぱり緑がメインになってくるんですよね。それがいいって人が多数だとは思うんですけど、その『色』がつくといいアクセントになったりするんですよね。それになりうるのが花観葉植物です!
庭の花壇やベランダのプランターに植える花とは違って、一年中室内で生育することのできるものでお手入れ次第では次から次へと『色』を楽しむことができます。今回は比較的育てやすいアンスリウムに限定してご紹介していきます。簡単なお手入れ方法とプチ情報もお教えしますので、是非、最後までお付き合いください。
このページの内容
アンスリウム
分類………サトイモ科
原産国……熱帯アメリカ
月間平均気温が18℃以上あり、気温が安定していて砂漠気候でない地域
色彩………赤・ピンク・白等
ハート形の色目がついた部分が花と見られがちですがこの部分は仏炎苞(ぶつえんほう)といい、花はこの仏炎苞の中心部分から伸びている黄色の突起物を指します。
花ことば…恋にもだえる心
アンスリウムは開花時期が一般の花観葉植物より長く、しっかり管理できていれば次々と花を咲かせるためとても人気がある植物です。一年中とおして室内で楽しめますが設置場所の環境を見誤ると少しずつ元気がなくなってくるので注意が必要です。
設置場所
太陽光が直接あたる場所は葉焼けを起こすので避けましょう。人間でいうところの日焼けですね。葉焼けを起こすと花色は薄くなっていき、のちに茶色に変色して枯れてしまいます。特に夏の日差しには注意し、直射が当たらない場所でも花色が薄くなってきたら場所を変えてあげてください。ですので設置場所としては太陽光が直接あたらない明るめの室内が最適でしょう。
温度
熱帯アメリカが原産地ですので高温には強い植物ですが寒さにはとても弱い植物です。10℃を下回る環境だと凍傷(寒さによる枯れ)を起こします。冬場では包装紙に巻かれて市場に出回ってくるぐらいなので10℃を常に保つことが難しいようならば、寒さ対策として毛布を一枚かけてあげるような感覚で包装紙を巻くことをお勧めします。
管理方法
基本的な給水の仕方は『土が湿っている時は控える』です。土が乾いていたら根底から水が染み出てくるまで与えてください。土が湿っているときに給水すると根ぐされの原因になり枯れてしまうリスクが増えますので土を直接触ったり、鉢全体を持ったりして重さで覚えておいても良いでしょう。また給水後に貯まっている水は必ず捨てるようにしてください。
春から秋にかけて生育期となりますので土が乾いていたらすぐに給水しましょう。冬場は根が休眠状態になっているので土が乾いてから2~3日まって給水してください。また一年中通して湿度の高い環境を好む植物ですので全体に霧吹きを使って葉水を与えてあげるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日常の空間に『色』が入るってとても素敵なことですよね。この記事を通して少しでも癒しの空間造りにご助力できたら幸いです。