みなさんこんにちは!
突然ですが、皆さんは植物を育てるうえで何が大事だと思いますか?
- 「植物にあげるお水の量」
- 「栄養剤」
- 「土の質」
- 「害虫の有無」
どれも本当に大切で一つ一つ把握してあげる必要がありますが、
今回は植物を置く環境にスポットライトを当ててお話ししようと思います。
ぜひ最後まで見て頂けると嬉しいです。
このページの内容
観葉植物を育てるのに向かない環境① -暗い環境-
まず一つ目は「暗い環境」です。
植物を育てられている方からしたら当たり前って思うかもしれませんが、
そもそもどうして暗い環境がダメなのでしょうか。小学生の時習ったかもしれませんので簡単にご説明します。
植物は明るい環境で育てる事で光が葉緑体に当たり、デンプンなどの養分と酸素を生み出します。
このデンプンが植物の生命維持に大切な養分なんです。
暗い環境で育てると養分が生成されず、植物内に溜めてあったエネルギーを使い果たして枯れてしまいます。
上記の理由があるので、一番良いのは出来るだけ植物を育てる際は明るい環境で育てましょう。
では、太陽光でなくても室内の電気の明かりで育てられるのでしょうか?
こちら育てられます、白熱光やLEDなどがありますが一番いいのは「LED」だといわれています。
LEDは太陽光に一番近い光を発しているためコスパよく育てる事が出来ます。
ただし注意点としてライトの形は横に長かったりするので、植物もより横に広がってしまうといわれています。
形を気にされる方は注意して育てましょう。
でも、やっぱり暗い環境にも植物を置きたい方も大勢いると思います。
その時は、下記に記事を参考にしてみてください。
暗い環境は植物にとって良いものではありませんが、野生で生育している環境が太陽光が当たりにくい場所だったりすると、
耐陰性が強く比較的暗い環境でも育てられます。
ずっと暗い環境に置くのではく、定期的に明るい環境に移動してあげられると長生きしますよ。
観葉植物を育てるのに向かない環境② -直射日光-
先程は暗い環境はなるべく避けましょうとお話ししましたが、
今回は直射日光はやめましょうということでお話ししていこうと思います。
理由としては、直射日光が当たりすぎて『葉やけ』の原因になります。
直射日光を浴びすぎてしまうと植物は光をすべて吸収する事が出来ず、吸収出来ず余った光は葉っぱに大きなダメージを当たえてしまいます。
その光は葉緑素のクロロフィルを破壊してしまい、緑の色素がなくなり徐々に白くなり始めます。
これは最悪の場合、枯れる原因にもなりますので注意が必要です。
対処法としては、、
- 半日蔭(レースカーテン越し)の環境で育てる。
- 温度が上がり過ぎないように遮光ネットなどを掛ける。
- 葉に付いた雫はレンズのように太陽光を集めてしまうことがあるので注意します。
それでも、やっぱり直射日光に当てて育てたい方は、
いきなりその環境に置かず、徐々に時間をかけて慣らしていきましょう!!
観葉植物を育てるのに向かない環境③ -空気の流れがない環境-
観葉植物を置いたお部屋はずっと空気の流れがない環境は植物の生育に適していません。
こちらは3つ程理由があります。
①土がなかなか乾かず根腐れなどを引き起こす原因になる。
ずっと密閉した空間だと土がなかなか乾きませんよね。
土が湿った状態だと根腐れになってしまう原因になってしまいます。
②風通しを良くすることで病害虫から守られる。
①と少し似ていますが、余分な水分が残っているときコバエが発生したりカイガラワタムシがつきやすくなったりします。
土も腐ってしまいます。多少の空気の流れは植物にとって防衛的に働くので大事です。
③風で葉っぱが揺れる事で生長を促す物質が生成されます。
観葉植物以外の樹木にも同じことが言えますが、葉っぱが揺れると生長ホルモンのようなものが促されます。
また、植物の気孔の開閉が活発化されて蒸散が促されることで結果的に光合成の促進にも繋がります。
以上の通り「密閉された空間」より「空気の流れがある環境がより自然に近い環境」ですので
植物をお部屋に置くときは空気の流れを大事にしましょう。
観葉植物を育てるのに向かない環境④ - 空調に当たりすぎると… -
先程は空気の流れがない環境は植物の生育に向きませんとお話ししましたが、
空調が強すぎたり、直風の場所も良くありません。
直風が当たってしまう植物が折れてしまったり、過度の乾燥を与えて植物に大きなダメージを与えてしまいます。
特に冬の季節には暖房を使用すると思いますが、直接風が当たらないように注意してあげることが、植物を長生きさせる秘訣となります。
より注意してみてあげましょう。
こんなお部屋が理想です。
これまで4つ程観葉植物を育てるのに向かない環境をご紹介させて頂きましたが、
結局はどんな環境が一番適しているのでしょうか。
ある程度の空気の流れと明るさがあり、直射日光が当たらないレースカーテン越しの
半日蔭の環境が理想です。
完璧にこの状況を作るのは難しいかもしれませんが、少しでも近づけるようにできれば観葉植物も長生きすると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
植物を育てられてる方からしたら、半日蔭で育てるなんて当たり前だよ。みたいに思われ方入るかもしれませんが、
一つ一つ理由があって、細かいところまで把握されている方は少ないのではないでしょうか。
ぜひ細かい知識を知ってもらってより緑のある暮らしを楽しんでもらえればありがたいです。