みなさんこんにちは。グリーンコーディネーターの大川です。
今日は観葉植物の手入れに欠かせない「はさみ」と「観葉植物の剪定」について、毎日植物のお手入れをしているコーディネーターの視点から紹介したいと思います。
園芸作業や植物の手入れでは、傷んだ枝葉を取り除いたり 伸びすぎた枝を切り詰める(剪定といいます)作業が欠かせません。
そこでこだわりたいのがはさみ!通常は「剪定鋏 せんていばさみ」を用います。
私は現在2本のはさみを使い分けています。
左側が「大久保バサミ(刃長)」。オールラウンダー型で、薄い葉もキレイに切ることが出来るほか、柔らかい枝なら刃の付け根で切れます。
右が「芽切剪定バサミ」。1-2cm程度の太さの枝なら問題なく切れるほか、草花の細い茎や生花の切り戻しにも使える優れものです。
いくつかのはさみを使ったうえで、今はこの2本に落ち着いています。
最近は研がなくても、刃先をそのまま交換できるタイプも多くありますが、個人的こだわりとしては「研いで、長く、大切に使いたい(その方がカッコイイから)」!
要求を満たすはさみは、職人さん手作りの打ち刃物となりました。多少お値段は張りますが、切れ味は段違い!です。
ちなみに、購入先はここ、松戸の菊光刃物店さまです。気になる方は是非行ってみてくださいね。
このブログの次回大川担当回では、ハサミの研ぎ方をお伝えしようと思います。
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さて、話題は変わり「観葉植物の剪定」について。お客様からお問い合わせを頂くことも多いトピックです。
それぞれの木の状態(種類も!)を見極める必要があるため、一般論で述べるのは難しいことでもあります。
ここでは人気のあるフィカス(ガジュマルも含む)に絞って説明しましょう。
基本的には「伸びすぎたら、切る」。
フィカスは、置かれた場所が生育適地だった場合には勢いよく枝を伸ばします(5-9月)。
そのままでは樹形が乱れていくため、都度剪定を行います。その時には、切る枝に2-3枚は葉が残るようにするとベストです(もともと葉の少ない個体は、枝を落とし過ぎると水が吸い上げられなくなるため)。
また、切ると枝先から樹液が出ます。垂れるとべたついて汚れてしまうため、すぐに布の切れ端などを当てて、傷口をふさぐようにすると汚れが出ません。
暗く、風通しのない場所に置いてしまうと、葉の色も厚みも薄くなり、枝がモヤシのように伸びてしまうことがあります(徒長)。その場合には購入時にもともとあった葉付近まで切り詰め、少し明るいところへ移動してあげましょう。
他の樹種(ヤシなど)は方法が変わってくるので、またの機会にお伝えしましょう。
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