皆さんこんにちは。
いかがをお過ごしでしょうか。
私は最近、朝寒くて布団から出るのも一苦労です。
さて、今年もあと少しで終わってしまいますね。
今年を振り返ると、新型コロナウイルスによって学校や仕事の環境がガラッと変わってしまいました。
会社勤務からテレワークに変わった人も大勢いるのではないでしょうか。まさに激動の一年でした。
そしてもういくつか寝るとお正月ですね。(笑)
お正月といえば何を思い浮かべますか。
おせち・初詣、お年玉などたくさん思い浮かべられますが、
今回はお正月に飾られる縁起物についてご説明させていただきます。
この厄災の時代だからこそ昔からの縁起物の意味を知って大切にしていきましょう。
このページの内容
門松
お正月の飾り物として1番初めに思い浮かべる飾り物ではないでしょうか。
そもそも門松とはどういう物だったでしょうか。
門松の起源
門松の起源は平安時代にも遡ると言われています。長い歴史を感じますね!
平安時代の貴族が行なっていた宮廷儀礼の「小松引き」という行事が由来なのだそうです。
どんな行事だったのでしょうか?
「小松引き」とはお正月初めの子の日に野山を歩いて小さな松を引き抜く遊びだったそうで長寿祈願が目的だってそうです。
とても楽しそうな遊びですね笑
松はどんな寒さでも緑を保ち丈夫なうえ、”祀る″を連想させる為昔から縁起物として飾られてきました。
そのため元祖の門松は松しか飾られず、鎌倉時代以降見栄えをつけるため丈夫で上に伸びる縁起物の竹を一緒に飾るようになりました。
現在では年神様をお迎えする目印というだけではなく依代(よりしろ)として飾ります。
ぜひ年神様をお迎えして良い一年にしましょう。
種類
実は切り方によって2種類の門松に分けられます。先端部分を斜めに切断した「そぎ」と真横に切断した「寸胴(ずんどう)」の2種類あります。
「そぎ」は門松としてよく見る形ですよね。
竹の節が微笑んでんるように見えるということもあって縁起がいいのだとか。
しかし由来は江戸時代、かの有名な徳川家康が武田信玄との戦途中、竹を武田信玄な見立てて切ったことが広まり今に至るという説があります。意外と平和とは真逆の説がありました。
もう一つの「寸胴」は最近ではあまり見られない形の門松ですが、江戸時代より前はこの形が一般的だったとか。なので、敢えて切らずにあります。めんどくさくなってしまったわけではないようです。笑
竹の並び方と置き方
門松の並び方として3本ある竹のうち、2本目の竹が外側に向いている物と内側に向いている物、また2本目3本目が長さ同じ物の3パターンがあります。
基本的に2本目が外側に向いている物をよく見ますが、たまに内側に置いた物もありますよね。
私が最初見た時置き方間違ってじゃんと思ったのですが、どうやら置き方によっても意味があるらしいのです。
よく見る2本目を外側に置く置き方を「出飾り」と呼び、
内にある災いなどを外に出すという意味があるそうです。また旅立ちの意味もあり卒業や引っ越しなどの門出を願って置いたりもします。
逆に2本目を内側に置く置き方を「内飾り」「迎え飾り」と呼び、福を内に呼び込むという意味があるそうです。
これはお店や商業店などで商売繁盛を願って置いたりします。また良い出会いを迎えるためにこの置き方をします。
置き方ひとつ取ってもそれぞれの考え方や理由があってとても面白いです。
しめ縄(注連縄)
神社や神聖な場所に飾られるしめ縄。
お正月の飾りとしても使われているところを見たりします。どういう意味で飾られているのでしょうか。
しめ縄とは簡単に言うと神様を奉る神聖な場所としてふさわしい事を示す飾り物のことです。
この飾り物は歴史がかなり深く「日本神話」にも出てくる程なのです。気になる方はぜひ奥深い話なので調べてみてください。
漢字では”注連”と書きますが、これは中国の風習から来てるものなのです。死んだ人の魂が家や建物に入れないように飾る物だそうです。
この風習に日本のしめ縄が似ていた為、現在定着して使われているようです。
しめ飾り
しめ縄に縁起物を飾り付けたの飾り物をしめ飾りと呼びます。
しめ縄には地方によって様々な作り方があるようで大きく分けると二つに分けられるようです。
玉飾り
この飾りは東日本の地域でよく見られるしめ飾りの作り方です。玉飾りには沢山の縁起物が飾られています。
少しだけご紹介してみましょう。
・実を何年間も維持し続けられる為、代々栄え続ける意味の”橙”
・末広がりの形をした縁起物の”扇”
・親の代から子供の代へと子孫繁栄の縁起物の”ゆずり葉 ”
・心の裏表のない潔白の象徴の”ウラジロ”
・神様をお招きするための”紙垂(しで)”
などなどが飾り付けられています。
輪飾
しめ縄を時の如く輪っかにして作られたしめ飾りの作り方です。
基本的には玉飾りを簡略化したものとされています。小さなスペースにも飾りやすく、厄災を避けたい場所、車や水道に付けるのが良いとされています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
お正月に飾る門松やしめ縄、しめ飾りの縁起や由来をご理解頂けましたか?
お正月はこの飾り物を家やお店、オフィスなどに飾り年神様を呼んでコロナウイルスに負けず良い一年のスタートダッシュを切りましょう!