寒くなってくるとよく目にする機会が増えるゴールドクレスト。フォルムが長三角なので最近ではクリスマスツリーの代用品としてもつかわれてます。色彩もライムイエローで鮮やかなのも人気の要因ですよね。
寒気にふれると黄金色に変化することからその名になったともいわれています。風水的にも魔よけの効果があることから庭先やベランダなどにおいている方も多いのではないでしょうか。
原産は北アメリカで生産しやすいこともあいまって日本では多く流通しています。ですが、日本の気候は生育条件からみるとあまりあってはいないので育てやすい植物ではありませんがしっかりとコツをおさえておけば、枯らさずに長い間楽しめることができます。「冬場は元気に育っていたのに夏になったら茶色くなって枯れてきた」なんて経験をした方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな経験した方必見!ゴールドクレストの年間を通してのお手入れ方法をお教えします。これからチャレンジする人も是非この記事を見て参考にしてください。
このページの内容
冬場のお手入れ
ゴールドクレストは寒さや乾燥には非常に強い性質をもっている植物です。色も鮮やかですので同時期に流通しているシクラメンやポインセチア等と組み合わせて寄せ植えを作成しクリスマス用として飾ったりしてる方も多いのではないでしょうか。
冬場のお手入れはシンプルで「風通しの良いところにおいて土が乾いたらたっぷり給水する」が基本となります。冬場の気候は原産地によく似ているので給水のタイミングさえおさえていれば著しく状態が悪くなったりすることはほとんどないでしょう。一点注意があるとすれば雪ですね。積もるぐらいの積雪がある場合は雪の重みで枝が曲がったり折れたりすることがあります。積雪予報があったときは事前に屋根のあるところに移動するか枝を守るためにビニールをかける等をして予防してあげるのがよいでしょう。あと、暖房や温風があたる場所は苦手なのでなるべく避けて管理してあげましょう。
春から夏にかけてのお手入れ
ゴールドクレストにとって適した冬の気候が過ぎたこの時期から徐々にお手入れ方法が変わってきます。このあたりから枝が伸びてきますので剪定をします。剪定をせずにそのままにしておくと枝が伸びすぎて全体のバランスが悪くなり転倒の危険性や中まで風が通らなくなり蒸れの原因にもなります。
剪定方法はハサミを使うと切り口が茶色に変色するので枝の先は手でネジリとる方法で剪定します。チクチクするので手袋は着用でお願いします。
水やりは今までと変わらず「土が乾いたらたっぷり給水する」です。ゴールドクレストは多湿の環境が苦手なので、梅雨時期は根腐れの危険が伴うので風通しのよい場所に移動してあげてください。
夏から秋にかけてのお手入れ
ゴールドクレストは高温多湿の夏の気候がとても苦手です。他の植物と比べてもこの時期は害虫が発生することも多く注意が必要となってきます。
設置場所はできるだけ風通しのよいところにしましょう。ゴールドクレストの中央付近は枝が密集いているので夏場は特に蒸れやすくなり、それが原因で内側から枯れることもあります。
また、カイガラムシという害虫も発生しやくなるので、この時期は3日に1回ぐらいの頻度で水シャワーを浴びせることで発生を防げますのでこまめにみていってください。
水やりは夏場もかわらず「乾いたらたっぷり給水」です。鉢植えで管理している時は給水後受け皿に水が溜まっているようでしたら根腐れの原因となるので必ず捨てるようにしてください。ゴールドクレストは比較的乾きやすいのですが、根が深くまで張らない植物です。鉢底に水をためていても吸い上げるのが困難なので根腐れしやすくなります。ですので土に表面をよく見て給水するようにしてください。それでも元気がなくなり茶色に変色してきた枝は残念ながら再生はしないのでその都度むしり取る剪定をしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。一年間育てきり一回り大きくなったものをクリスマス用としてデコレーションできたらいろんな意味でいいですよね。コスパも良いし。
この記事がみなさんの園芸ライフの助力になれたら幸いです。