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ユッカとマッサンどう違うの?
皆さん、ユッカとマッサンゲアナという植物を知っていますか?
パッと見ではすごく良く似ていて中々区別がつきずらいですよね。
観葉植物内では見た目がよく似ていても名前が違うのって、けっこうあるあるなんですが、
大抵見た目が似ているものって育て方も同じだったりするんです。
このユッカとマッサンゲアナに関しては同じような環境で育てることはとても困難なのです。
今回はこの「違い」についてご紹介していきます。
この記事を参考にしてもらって自分が置いてみたい場所はどっちか、もしくはどんな場所だとこの植物にとってより良い環境なのかを知ってもらえたらと思います。それではいってみましょう。
ユッカとマッサンゲアナ 互いの特徴
ユッカ
リュウゼツラン科 イトラン属 原産地は北米
和名:青年の木 花言葉:勇壮・偉大
マッサンゲアナ
キジカクシ科 ドラセナ属 原産地 熱帯アジア・アフリカ
和名:幸福の木 花言葉:幸福・幸せな恋
見た目の違いを探そう
樹形もよく似ていてパっと見では違いがよく分からない方もいるとは思いますが、よくよく見てみると葉に大きな違いがあります。マッサンゲアナは葉にストライプ模様が入っており、葉自体は上に向かって伸びていますが葉に厚みがないので葉先は垂れ下がっています。
逆にユッカは葉が肉厚で上に向かって葉先までスッと伸びています。青年の木とも呼ばれているのでなんとなく若々しい印象のある植物です。葉先は鋭く触れるとケガをしますので安易に触ったりしないようにしましょう。
水やり頻度の違いは?
ユッカとマッサンゲアナ、どちらの植物も乾かし気味で管理しましょう。水やり頻度はよく似ていて、土の渇き具合を確認してから表面を湿らす程度の水を与えましょう。環境にもよりますがおおよそ一週間に一回でオッケーです。一週間経っても土が湿っている場合は過度な水やりになり根に負担をかけてしまうので、土の渇きは必ず確認するようにしましょう。また水やり後は根腐れ防止のために鉢底に水が貯まらないようにしてくださいね。また冬場の水やりは水の温度にも注意してください。特にマッサンゲアナは寒さに弱いのでできるだけ常温にちかい温度の水を与えると良いでしょう。
互いの好きな環境を知っておこう
まずはユッカです。ユッカは原産地が北米ということからもわかるように多少の寒い場所でも元気に育ちます。秋口から外で慣らしていけば冬でも霜が降りる場所でなければ越冬させることもできます。
次にマッサンゲアナです。この植物はユッカとは違い寒さにはとても弱いです。10℃を下回る環境だと凍傷を起こし葉が黒く変色してしまいます。ですので基本は室内で管理し、冬場でもなるべく暖かい場所で生育させましょう。
また共通していえることは、どちらも風通しの良い場所で管理し、特に夏場は葉焼けの恐れが生じてしまう直射日光があたる場所はできるだけ避けると良いでしょう。
かかりやすい病気と対処法
ユッカにかかりやすい病気はズバリ「ウドンコ病」です。
カビの一種で新芽付近に発生して白い粉がつき、やがて光合成をすることが困難となり、生育不良を起こしたり枯れたりする厄介な病気です。乾燥した環境で昼夜の温度差が大きくなると発生することがあります。対処法としては、できるだけ風通しのよいところにおいて日当たりも適度にある場所を選んでおくとよいでしょう。
マッサンゲアナのかかりやすい病気は「ハダニ」です。
名前の通りダニの仲間です。葉裏について本来の葉色を変色させてしまう症状を起こします。乾燥した状態が長く続くと発生することがあります。対処法としては全体的に霧吹きをかけてあげると良いです。
どの植物でもいえることなのですが、葉が乾燥している状態が続くと病気にかかりやすくなるので、こまめに霧吹きをかけて湿度を保ってあげましょう。またエアコンの風が直接あたるようなところは乾燥しやすくなるのでできるだけ避けるようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ユッカとマッサンゲアナの一番の違いは生育に必要な温度です。暖かい季節なら、さほど問題はないのですが寒くなってくると大きな差が生じます。その植物にあった環境で育ててくださいね。この記事が皆さんの園芸ライフのご助力になれたら幸いです。