クリスマスシーズンが近づいてくるとよく目にするポインセチア。赤いものが主流で出回っていますが
最近では、ピンクや白などの品種も人気がでてきてこのシーズンでは欠かすことのできない花鉢の
一つですよね。
さて、皆さん！
去年購入したポインセチアって今はどうしていますか？
なかには枯れてしまって処分したという方もいるとは思いますが、処分するのは忍びなく今でも
お部屋に飾っている方もいるのではないでしょうか。おそらく葉も入れ替わって赤ではなく緑葉の
新芽がでてきているのではないでしょうか。
ここで一つ重要なことをお教えいたします！ポインセチアってあることをしながらお手入れしていかないと
赤く色ずいてこないのです。ということはこのままお手入れしていても緑葉のまま…。
せっかく今まで育ててきたポインセチア、どうせなら鮮やかに色ずかせたいですよね。
今回はそんな方に必見！！
ポインセチアを色づかせる方法をお教えします。そもそもなんで夏真っ盛りのこの時期にこのネタ？
って思った方もいるとは思いますが、その辺の理由もひも解いていきますので、是非、最後まで
お付き合いください。
このページの内容
ポインセチアってどんな植物？
ポインセチアはトウダイグサ科、トウダイグサ属の植物で原産地はメキシコなどの中央アメリカです。
花言葉は 祝福する 幸運を祈る などです。
ポインセチアってクリスマスシーズンになると、よく目にする植物なので寒さに強いイメージを
持たれがちですが、実は寒さに弱い植物です。冬場に外に置いておくと一晩で枯れてしまいますので
注意してくださいね。
ポインセチアは、赤やピンク、白などに色づいていますがこの部分は実際には苞（ほう）といわれている
部分で、花はその中心にある黄色の部分になります。けっこう勘違いしている方も多いので、
ポインセチアを見かけたらこのウンチクを披露してみても良いのでは（笑）
お手入れ方法
前述にも記しましたが、寒さには弱いので10℃を保つような場所で風通しのよいところにおいて
ください。空気が停滞するようなところは害虫発生の要因にもなり得るので注意しましょう。
ただ、温風が直接あたる場所も控えるようにしてください。夏場になれば外にだしてもダイジョブ
なので、時より日光浴させてあげてくださいね。
水やりのときは鉢底に水を貯めないようにしっかりと水を切り、乾燥気味に管理してあげましょう。
湿気気味な環境は苦手なので、水のやりすぎには注意してください。
剪定は春先ぐらいが目安で、全体の半分ぐらいの大きさにするような感じで枝を切り落として
ください。剪定せずにそのままにしておくと枝の先のみに新芽が付き、徒長しているような
状態になり、バランスも悪くなってしまいます。
剪定するときに白い樹液がでるのですが、肌が弱い人はかぶれてしまうので直接ふれてしまったときは
きれいに洗い流してください。
色づかせる方法
さて、いよいよ本題です！
ポインセチアを色づかせる方法ですが、ポインセチアって短日植物という部類に属していて、日が短い
冬の時期になると自然と色づいてくる特徴をもっており、この性質を利用して9月～11月頃にかけて
段ボール箱などをかぶせて強制的に暗い環境をつくってあげることで、ポインセチアは冬の日が短い
時期と勘違いをし色づかせていきます。だいだい夕方の17時頃から翌朝の8時ぐらいを
目安に暗い環境をつくってあげてください。毎日のことなので大変かと思いますが徐々に色づいて
くる変化も楽しめますので、クリスマスシーズンから逆算して9月からの約2か月間、是非チャレンジ
してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。野菜や果物はハウス日の光を調節して使って収穫時期をずらしたりすることは多く知られていますが、植物でも同じような手法で育てるのって意外と新鮮で面白いですよね。この記事が皆さんの園芸ライフのご助力になれたら幸いです。