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職場でも自宅でも役立つ、グリーンのお手入れシリーズ~フィカス・ベンガレンシス編~

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職場でも自宅でも役立つ、グリーンのお手入れシリーズ~フィカス・ベンガレンシス編~

インテリアとして観葉植物が注目されて数年が経ち、オフィスにおけるリラックス効果にも注目が集まっています。

無機質な室内にも、観葉植物が1鉢あるだけでその印象は大きく変わりますよね。

そんな昨今ですが、職場でも自宅でも大きな問題が発生しています。

それは「誰が植物の面倒を見るのか」問題。

植物は生き物ですから、当然お手入れが必要なんですね。

そして、適正なお手入れをするためには相応の知識が必要となります。

誤ったお手入れを続ければ、当然植物は枯れてしまいます。

 

これは取引先の総務の女性の話です。

「職場の環境改善を目的として観葉植物を置いてみよう、という話になりました。

私は自宅でお花を植えたり、育てていた経験がありましたので、お手入れの担当を喜んで引き受けました。

しかし、お花と観葉植物はお手入れのコツが異なり、3か月ともたずに枯れてしまったんです。

それからは周りに『観葉植物を枯らした人間』と見られ、自分でも枯らしてしまった罪悪感からしばらく落ち込んでいました。

こんなことなら、お手入れの担当なんて引き受けなければよかった。

それからは怖くて植物やお花を育てる自信がありません。。」

 

確かに、プランターや花壇のお花と、室内用の観葉植物ではお手入れのコツが大きく異なります。

それ故に起きてしまった悲しい事件ですが、これは他人事ではないのです。

 

自分の席の近くにあるからという理由で、なんとなく責任を感じたり、親切心で水やりをしているあなた。

よく考えてみてください、その植物が枯れてしまった時に理不尽な責めを受けるのは誰でしょうか??

また、そんな悲しい事件を回避する方法があるとしたら知りたくありませんか??

 

私たちがお伝えできる方法は1つだけあります。

それは「適切なお手入れの知識を身に着けること」ただ1つです。

しかしながら職場においては、主となる業務があるため植物のお手入れに使える時間は多くはないでしょう。

この記事では、観葉植物お手入れのプロとしてフィカス・ベンガレンシスのお手入れに最低限必要なコツを『環境編』と『お手入れ編』に分けて紹介していきます。

フィカス・ベンガレンシスについて知ろう

原産地あれこれ

フィカス・ベンガレンシスは、クワ科のフィカス属の一種です。

フィカス属は800以上の品種からなっており、ウンベラータやアルテシマ等もフィカス属の植物として有名ですね。

ベンガレンシスという名前は、原産地がインドのベンガル地方であることから名づけられました。

現地ではゴムの原材料として樹液を採取していたことから、ゴムの木やベンガルゴムと呼ばれることもあるようですね。

ベンガレンシスとアルテシマ、見分ける方法は?

見た目がよく似ていることから、混同されがちなベンガレンシスとアルテシマですが、見分けるコツをご存知でしょうか?

葉が小さいのがベンガレンシスで、葉が大きいのがアルテシマ?

葉の緑色が濃いのがベンガレンシスで斑入りの葉がアルテシマ?

どれも正解であり、はたまた不正解でもあります。

葉が大きくて緑の薄いベンガレンシスもありますし、葉が小さくて斑が入っていないアルテシマもありますからね。

ベンガレンシスとアルテシマを見分ける唯一の特徴は葉の表面にあるんです!

起毛性のベンガレンシス

 

ツルツルなアルテシマ

 

 

ベンガレンシスの葉の表面には細かい毛が生えているんですね。

両方の葉を触って比べてみると違いがよくわかります。

ザラザラしたらベンガレンシス、ツルツルしていたらアルテシマですね。

フィカス・ベンガレンシスに適した環境

適度な日当たりを求めます

フィカス・ベンガレンシスに適した明るさは「直射日光の当たらない明るい室内」です。

これは多くの観葉植物が得意とする環境ですね。

すでにお持ちの観葉植物が元気に育っている場所なら、フィカス・ベンガレンシスも元気に育ってくれることでしょう。

明るいところは得意ですが、長時間直射日光に当たると葉が変色してしまう「葉焼け」が起こりやすいので気を付けましょう。

インド生まれなので寒さは苦手です

フィカス・ベンガレンシスは15℃以上の環境で元気に活動します。

熱帯原産の植物なので、寒さはとっても苦手なんですね。

5℃以下になる環境ではみるみるうちに元気がなくなってしまいます。

そのような環境では水やりしても十分に吸うこともなく、根が傷んで枯れてしまうこともあります。

冬支度の際はフィカス・ベンガレンシスも温かいお部屋の中へ移動させることを忘れないでくださいね。

新鮮な空気は大切です

フィカス・ベンガレンシスは風通しの良い場所で元気に育ちます。

大きめの葉が密集していることも多く、蒸れて傷んだり虫がついたりすることもあります。

お部屋をこまめに換気して気分もフィカス・ベンガレンシスもリフレッシュしましょう。

こまめに空気を入れ替えることで菌や虫の繁殖を防ぐ事が出来ます。

フィカス・ベンガレンシスに適したお手入れ

水やりはもう怖くない

フィカス・ベンガレンシスに適した水やりは「土が乾いている時に」やること、そして「絶対に受け皿に水を溜めない」ことが鉄則となります。

フィカス・ベンガレンシスは少ない量の水やりでとても長持ちします。

逆に、水の量が多いと根が傷みやすくなってしまうんです。

水をやる時は、まず土の表面に触れてサラサラと乾いていることを確認してください。

見るからに濡れていたり触ってしっとりしている場合は、まだ水やりのタイミングではありません。

乾いている場合は、土の上から受け皿にしみ出るまで水を与えていきます。

 

まずはしみ出すまでたっぷりと・・
受け皿に少しずつしみ出てきます
十分にしみ出すまで待ちましょう

こうすることで水と一緒に新鮮な空気が土の中に運ばれて、やがて根から吸収されていきます。

水と一緒に空気を循環させることで丈夫な根が育つんですね。

そして、受け皿にしみ出た水は溜めたままにせず、必ず捨ててください。

受け皿に水を溜めておくのはNGです

これで3日〜1週間程度(環境や気温によります)の水やりが完了しました。

1日1回、土が湿っているか乾いているかを確認してみて、乾いていた場合のみ水やりをするというサイクルが理想的ですね。

土が湿った状態のまま水やりを続けると、空気の循環がうまくいかずに根が傷む「根腐れ」を起こす恐れがあります。

そのまま水やりを続けていくとさらに根が傷んで、いずれは枯れてしまうというわけです。

肥料は効果的にあげましょう

肥料は年に1回、5月ごろにやるのが効果的です。

買ったばかりの植物の土は畑の栄養満点な土に植えてあるので、栄養をグングン吸ってスクスクと育ちます。

しかし、2年目からは土の栄養も足りなくなりがち。。そんな時こそ肥料の出番ですね!

生育期である5月ごろの暖かくなってくるタイミングで緩効性の固形肥料を与えておきます。

固形肥料は水やりの度にすこしづつ栄養分が溶け出していきますので、肥料のやりすぎによって根が傷む「肥料焼け」を起こしにくいのでとってもオススメです。

とはいえ、フィカス・ベンガレンシスの活動が緩やかな寒い時期に与えたり、多く与えすぎると根を痛めてしまいますので気を付けたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ごくごく簡単なコツをおさえることで、植物のお手入れは手軽で楽しいものに変わるんです。

これからも、お手入れを負担と思わずに、楽しんでいただけるような方法を研究していくつもりです。

明日は思い切ってお手入れ担当に立候補してみてはいかがでしょうか??

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