観葉植物はたくさんの種類があり、その場所や環境によってさまざまなコーディネートがされていますよね。植物一つ一つをとっても用途によって使いやすく成形されたものや、種類によっては生産の段階で枝を曲げて成長させた一点ものなども存在します。植物単体で飾って楽しむ方もいますが、色々な植物を一つの器に入れ込んで寄せ植えとして作りこみ、それを飾って楽しむ方も増えてきています。
観葉植物は基本的には緑が主体になりますので、単調な色合いになりがちですが、寄せ植えでは緑以外の植物を使うことで様々なアレンジを演出することができます。今回は過去に作成した寄せ植えを紹介してテーマやこだわったポイントなどをお伝えし、寄せ植えに関して皆さんの引き出しを増やすご助力をさせていただけたらと思います。それではいってみましょう!
このページの内容
アレンジメント① 洋風アレンジメント
使用した植物 サンデリアーナ 斑入りカポック オオタニワタリ 斑入りプミラ ぺペロミア
こだわりポイント
洋風なイメージで作成したかったので、緑主体のものにせず斑の入ったものや色味のある植物を3種類いれこみました。全体的に躍動感も演出させたかったので右側に植えてあるオオタニワタリをあえて斜めになるようにして、斑入りプミラを垂れるようにしました。
アレンジメント➁ 和風アレンジメント
使用した植物 テーブルヤシ ゴットセフィアナ プテリス 火祭り(多肉植物) スパティフィラム
こだわりポイント
和のテイストで作成したかったので、あまりボリューム感がでないようにスッキリとした植物でまとめてみました。プテリスはシダ植物なので入れることにより、全体がグッと引き締まり差し色として火祭り(多肉植物)の赤を使って色合いでのバランスも整えました。
アレンジメント③ グリーン丼
使用した植物 ツルニチニチソウ ぺペロミア 斑入りプミラ リプサリス
こだわりポイント
器は平べったいものを使用したので、全体的に高さがでないように横に伸びていく植物でまとめてみました。土にところにはむき出しになると見た目の清潔感がでずらくなるのでヤシの繊維で覆い隠すようにしました。
アレンジメント④ 春のおとずれ
使用した植物 アンスリウムピンク フィロデンドロンバーキン セダム ディスキリア
こだわりポイント
春を連想させる色が特徴のアンスリウムピンクを一番目立つ場所に配置し、周りにはアンスリウムを邪魔しない色使いを意識しつつ、玄人好みの珍しい植物でまとまてみました。
アレンジメント⑤ シンプルかつダイナミックに
使用した植物 チャセンシダ テーブルヤシ ドラセナ・マッサンゲアナ 斑入りヘデラ×2
こだわりポイント
緑の濃いチャセンシダとテーブルヤシはスタイリッシュな樹形なので主木として植えこんで、差し色で横に広がるドラセナ・マッサンゲアナを入れ込みました。全体的にスッキリとした植物を使ったので空いた足元には全体のバランスを整えるために斑入りヘデラを使用しました。
アレンジメント⑥ 空間を華やかかつゴージャスに
使用した植物 アンスリウムピンク ゴットセフィアナ ライムワーネッキ ライムポトス ぺペロミア
こだわりポイント
設置場所が受付だったので、インパクトがあり、尚且つボリューム感が出るようにアレンジしました。器はカゴを使用し土の周りには麻布で覆い隠すようにし清潔感もでるように演出しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。色々とご紹介してきましたが、アレンジメントを作成する基本は同属の植物を植えることなんです。確かに植物の相性ってあるんですけど、個人的にはアレンジメントって自分の描いたイメージを形にできることが一番大事なことなんだったりすると思います。まずはテーマを決めて色々と想像してみてはいかがでしょうか。この記事が皆さんの園芸ライフのご助力になれたら幸いです。