このページの内容
バスルームグリーン を楽しもう!
— “癒しのお風呂時間” をつくる、―
最近、「お風呂に観葉植物を置きたい」という方が増えています。
以前はリビングや玄関に飾るイメージが強かった観葉植物ですが、最近では“バスルームグリーン”として楽しむ人も多くなってきました。
理由のひとつは、お風呂という空間そのものにあります。

お風呂は、一日の疲れをリセットする場所。
スマートフォンや仕事、人との会話など、現代人は常に多くの情報に触れています。だからこそ最近は、「何も考えない時間」や「気持ちをゆるめる時間」を意識的につくりたいと考える人が増えています。
そんな空間に植物がひとつ入るだけで、浴室の空気感は大きく変わります。
無機質だった空間にやわらかさが生まれ、ホテルやスパのような落ち着いた雰囲気になる。湯気の中で葉がゆれる様子や、水滴をまとったグリーンを見るだけでも、不思議と気持ちが落ち着くものです。
最近は「癒しのお風呂時間」を大切にする人も増えています。
お気に入りの入浴剤を入れたり、照明を少し暗くしたり、音楽を流したり。そこに植物が加わることで、単なる入浴ではなく、“整える時間” に変わっていきます。
実際、人は自然物を見ることでストレスがやわらぐとも言われています。公園や森林でリラックスできる感覚に近く、植物の緑色や有機的な葉の形には、人の緊張感をやわらげる効果があるとも考えられています。
また、植物側にとっても、お風呂は意外と相性の良い環境です。
観葉植物の多くは、熱帯地域を原産としています。ポトス、フィロデンドロン、アグラオネマ、シダ類などは、もともと湿度の高いジャングルのような場所で育つ植物です。そのため、乾燥した部屋よりも、適度に湿気のある浴室のほうが葉の状態を保ちやすい場合もあります。
特に冬場は、暖房によって室内が乾燥しやすくなります。葉先が茶色くなったり、葉が丸まったりする原因のひとつが乾燥です。そういった意味でも、湿度のある浴室は植物にとって快適な環境になりやすいのです。
ただし、「湿度がある=どんな植物でも大丈夫」というわけではありません。

お風呂で植物を楽しむには、いくつか注意点もあります。
まず一番多いのが「光不足」です。
植物は湿気が好きでも、光がなければ光合成ができません。特に窓のない浴室や、一日中暗い環境では、少しずつ弱ってしまいます。
そのため、
- 数日ごとに窓際へ移動する
- 日中だけ明るい場所に置く
- 耐陰性の強い植物を選ぶ
といった工夫がおすすめです。
また、「蒸れ」にも注意が必要です。
湿度を好む植物でも、空気がまったく動かない状態は苦手です。風通しが悪いと、
- 根腐れ
- カビ
- 葉の傷み
の原因になることがあります。
特に土が常に濡れた状態だと、土表面に白いカビが出たり、鉢周辺がぬめりやすくなることもあります。
換気扇を回したり、水の与えすぎを避けたり、“湿気をこもらせない”ことが大切です。
さらに、お風呂ではシャンプーや洗剤の飛沫にも注意が必要です。シャワーが直接かかる位置では、葉が傷むことがあります。植物は、棚の上や窓際など、直接水がかかりにくい場所に置くと安心です。

おすすめの植物
- ポトス
- テーブルヤシ
- ネフロレピス(シダ類)
- フィロデンドロン
- アグラオネマ
など、湿気に比較的強く、耐陰性のある種類が向いています。
観葉植物は、ただのインテリアではありません。
空間の“空気感”そのものを変えてくれる存在です。
毎日使うお風呂だからこそ、小さなグリーンがあるだけで、いつもの時間が少し特別になる。
忙しい日々の中で、湯気の向こうに見える緑が、そっと気持ちを整えてくれる。
そんな“癒しのお風呂時間”として、バスルームグリーンを取り入れる人が増えているのかもしれません。