皆さん、胡蝶蘭という花鉢を知っていますか?分かりやすく説明すると、よく開店祝いや会社のお祝い事に日頃からお世話になっているお客さんから送られてくる花です。
胡蝶蘭っていただいた当初はきれいに咲いていて、とても綺麗なのですが1か月から2か月ぐらい経つと徐々に枯れていきます。いただいたことがある方なら、どなたでももれなく経験していることだと思います。
私もお客様のところにお伺いするとけっこうな確率で花のついていない葉だけの胡蝶蘭をみかけます。植物好きなお客さんからは「これってまだ生きてるの?」とか「生きてるなら処分するのは可哀そう」とか「また咲くことってあるんですか」などと質問をうけたりします。もちろん個体差はありますが基本的にはしっかりと管理してあげれば、また咲かせることはできます。いただいた胡蝶蘭がもう一度咲いたりしたら、送り先のお客さんが来社したときにいいネタにもなりますよね。
とゆうことで今回は胡蝶蘭をもう一度咲かせるためにの管理方法をお教えします。知っての通りかなり高価な花鉢なんで是非チャレンジしてみてください!それではいってみましょう。
このページの内容
まずは状態をチェック!
花が終わってしまってもう一度咲かせるために最初にチェックしておくことがあります。ラッピングを外して葉の色やツヤと根が黒くなっていないかをまず確認しましょう。
花が落ちて間もない期間でしたら大抵問題ないとは思いますが、いただいてから一回も水をあげてないとか逆に水のあげ過ぎで根が黒くなっている場合は、株自体に元気がなくなっていて手順通りに管理しても咲かないことがあります。(あと株の当たりはずれも正直あります。)忘れずにチェックしましょう。
切り戻し
胡蝶蘭は花が終わってしまってなにもせずにそのまま管理していても中々、次に咲かせることはできません。まずは支柱から外します。だいたいテープで固定されているのでカッターや小刀などを使って外しましょう。
支柱から外したら下から30㎝ぐらいのところ(5節目あたり)を切り口が斜めになるように切り落としてください。もし切り落とす部分が黄色く変色しているようならばすでに痛んでいる状態なので、その下の節を切り落としましょう。
切り落とした後はこんな感じです。
温度管理
胡蝶蘭の適正温度は15℃~25℃位となります。ただ、直射日光があたるような場所は葉が焼けてしまうことがあるので避けましょう。また冬場は10℃を下回るようなところだと寒さにより根や葉が痛んでしまうので気をつけましょう。温度調整のしやすいリビングにおいておくと風通しも良いのでおすすめですよ。
水やり
夏場の5月~10月にかけては一週間に一度の頻度で下からしみ出るぐらいの量を給水しましょう。冬場は根が乾いたのを確認してから3日後を目安に水やりしましょう。できたら水の温度も外気温と同じぐらいだと良いです。どちらも水やりを行ったあとは根腐れ防止のために、鉢底に水が貯まりっぱなしにならないよう気をつけましょう。
肥料
固形の肥料ではなく一般的には液体肥料の原液を水に溶かして使用します。濃い濃度で与えてしまうと肥料焼けを起こし根が傷んでしますので、規定倍率に注意して与えてください。与える時期は生育期の6月から10月にかけて行いましょう。
植え替え
切り戻し、温度管理、水やりを適切に行っていても中々花芽をつけないことがあります。そんなときは根に異常をきたしている可能性があるので植え替えをしましょう。植え替え時期は夏の生育期をむかえる前の5月ぐらうがベストです。花芽一つにつき一株なので一株ずつ植え替えをしてあげましょう。植え替え直後の肥料は逆に根を痛めてしまうので控えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。胡蝶蘭って高価な花鉢なんで管理するのは確かに大変で手間はかかりますが、もう一度咲かせることができたら、かなり自慢できると思いますよ!是非チャレンジしてみてください。この記事が皆さんの園芸ライフのご助力になれたら幸いです。