園芸に関する専門用語っておおよそ400語ぐらい存在するようです。ビジネス用語もあるように園芸用語もあるんです。社内でもビジネス用語を駆使して話している人ってカッコよく感じたりしますよね。今回は知っておくと得する園芸用語をピックアップしてみました。
水やりをしているだけでは植物本来の生育を存分に楽しむことが困難なんです。どうせなら長くその植物の特性を生かしながら生育させてあげたいですよね。そんな時はどう育てたらよいか等をネットで調べたり、お花屋さんで質問したりすることってとても大事なことなんです。ただ、すごく専門的な言葉で説明されてもわかりずらいですよね。今回ピックアップした用語を知っておくだけでもちょっとした園芸上級者のトークになり得ますんで、最後までお付き合いください。
このページの内容
あ行
移植(いしょく)
鉢から鉢、または土(畑など)から土に植え替えること。出荷のときや鉢を替えたい時などに行う作業です。
一年草(いちねんそう)
一般的には花が咲いて実をつけて枯れるまでの過程が一年未満の植物のこと。季節ごとに市場に出てくる植物のほとんどが一年草となります。
ウォータースペース
鉢に入っている植物で土の表面に水やりする際に水を貯めておくスペースのこと。鉢の高さの10パーセントぐらいが目安でこのスペースがないと水が溢れやすく表面の土が流されてしまいます。
か行
株分け(かぶわけ)
大きく成長した植物を2つ以上に分けること。更なる成長や増やしたい時に行う作業です。
潅水(かんすい)
水やり、給水作業のこと。
切り戻し(きりもどし)
花が咲き終わった枝や茎を切ること。次に咲きそうな蕾を開花補助をする作業です。
さ行
挿し木(さしき)
切った枝や茎を水や土に植え替えて繁殖させること。
支柱(しちゅう)
根っこ付近の土にさし伸びた枝を切らずに仕立てるときに立てる棒や杭のこと。
常緑樹(じょうりょくじゅ)
季節の変化に対しても落葉がない広葉樹のこと。
剪定(せんてい)
伸びきった枝等を切って形を整える作業のこと。
た行
多年草(たねんそう)
花や実が成ったあとでも枯れずに翌年以降も同時期に生育する植物のこと。梅雨の時期に街中で存在感をだしているアジサイは多年草の代表格ですね。
窒素(ちっそ)
葉の色を保つ効果がある成分でカリ・リン酸と並んで3大肥料成分のひとつ。
徒長(とちょう)
剪定不足や過度な日照条件により全体的に大きく成長するのではなく、一部の枝のみがヒョロ長く伸びてしまう現象のこと。
な行
二年草(にねんそう)
花が咲いて実をつけるのに約2年間かかる植物のこと。
根詰まり(ねづまり)
植物の生育に伴い、鉢の中の根が伸びすぎてしまい生育の妨げになる現象のこと。
根腐れ(ねぐされ)
鉢底に水が長期間溜まり、根が呼吸できない状態になり植物の状態が悪くなる現象のこと。害虫の発生や悪臭の原因となることもあります。
は行
培養土(ばいようど)
植物の性質にあわせて作られた用土のこと。
鉢底石(はちぞこいし)
根腐れ防止・重量緩和・水はけを良くするために鉢底にいれる軽石等のこと。
葉水(はみず)
冬の乾燥時や乾燥している環境時に、葉に霧吹き等で直接水を与えてあげる作業のこと。
花がら摘み(はながらつみ)
咲き終わった花を除去すること。害虫駆除や見た目を整える効果もあります。
ま行
間引き(まびき)
花を咲いたときに風通しや日当たりの補助をするために重なり合っている枝等を剪定する作業のこと。
水苔(みずごけ)
苔類を乾かしたもので、保水性、通気性に優れており胡蝶蘭(こちょうらん)の栽培などに広く使われている。
や行
誘因(ゆういん)
伸びきってしまった枝やツタを切らずに支柱等で固定して形を整える作業のこと。
寄せ植え(よせうえ)
鉢やプランターの器の中に様々な植物を植えこんでいるアレンジメントのこと。
ら行
落葉樹(らくようじゅ)
決まった時期に落葉し新芽を出す広葉樹のこと。日本では春に咲くサクラが有名です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
なかには知っていた用語もあったのではないでしょうか。
この記事をとおして皆さんの快適園芸ライフの助力になれたら幸いです。