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必要なのはこれだけ!マッサンゲアナ(幸福の木)を育てるための5つのコツ
美しい緑色と黄色の葉が特徴的で、明るい幹の色も相まって柔らかい印象の観葉植物マッサンゲアナ。
幸福の木と呼ばれることもあり、お祝いやプレゼント用として非常に人気の高い観葉植物です。
お店や職場などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
お手入れに関しては、コツさえ分かっていれば比較的簡単な部類に入りますので、その点も人気が高い要素のひとつかもしれませんね。
とはいえ、お手入れ方法が間違っているとすぐに痛みが出ますし、葉が大きいせいで見た目にわかりやすく弱っていくという側面も持ち合わせているんです。
そのせいか、お客様からは「すぐに元気がなくなってしまった」「忘れずにお水をやっているのに枯れてしまった」とご相談頂く機会が多い植物でもあります。
キレイでインパクトのある観葉植物ですから、できるだけ美しいまま長持ちさせたいですよね。
もしかしたら、明日あなたの職場にお祝いのマッサンゲアナが届くかも・・・?
いざという時に慌てることがないよう、今のうちにコツを押さえておきましょう。
この記事では、観葉植物お手入れのプロとしてマッサンゲアナを育てるためのコツを『環境編』と『お手入れ編』に分けて紹介していきます。
マッサンゲアナってどんな植物なの?
マッサンゲアナの原産地
マッサンゲアナはアジアやアフリカの熱帯地域原産のキジカクシ科ドラセナ属に分類されます。
さらに、50種類以上あるドラセナ属の中で、ギニアやエチオピア原産で香りの良いお花を咲かせる品種をドラセナ・フレグランスと呼んでいます。
その、ドラセナ・フレグランスの中でひときわ有名な代表種がマッサンゲアナなのです。
幸福の木という名前の由来あれこれ
ハワイでは同じキジカクシ科のコルジリネ・ターミナリスという植物を神聖視する風潮があります。
別名「グッドラックプラント」と呼ばれ、幸運をもたらす魔よけの植物として植えたり、身に着けたりして親しまれています。
しかし、コルジリネ・ターミナリスはハワイやその周辺以外の環境では育てることが難しいため、見た目が似ているマッサンゲアナが「グッドラックプラント=幸福の木」として流通し、呼び名が浸透していったんですね。
現在では「幸福の木」といえばマッサンゲアナがすっかり定着していますね。
マッサンゲアナを育てるためのコツ 環境編
マッサンゲアナに適した日当たり
マッサンゲアナに適した日当たりは「直射日光の当たらない明るい室内」つまり多くの観葉植物が得意とする環境と同じですね。
暗い室内では十分に活動できずに根が傷み、新しい葉の色が薄れて白っぽくなったり、葉が黒く変色したりします。
もしも葉にハリが無くなって来たら、明るい場所に移動させてあげましょう。
逆に直射日光が長時間当たる環境では「葉焼け」と呼ばれる、葉が日焼けして変色する症状が出ることがあります。
一度傷んで変色した部分は緑色には戻りませんので、環境には十分気を付けましょう。
マッサンゲアナが元気に育つ温度
マッサンゲアナは15℃以上の環境で元気に育ちます。
熱帯地域が原産地なので寒さが苦手で、10℃以下になると葉が傷んでグレーに変色することがあります。
この状態では十分に活動する事が出来ずに痛んでしまうので、暖かい室内に移動させてあげましょう。
とはいえ、エアコンやヒーターの風が直接当たる場所は乾燥して傷んでしまうためNGです。
換気をしましょう
マッサンゲアナは風通しの良い場所を好みます。
こまめに換気をして、お部屋の空気をリフレッシュすることで病害虫や菌の繁殖を予防する事が出来ます。
マッサンゲアナを育てるためのコツ お手入れ編
【重要】水やりの量がすべて
マッサンゲアナに適した水やりは「頻度は低め、量は少なめ」,そして最も大切なことが「土が湿っている時は水やりを控える」です。
肥料はタイミングが大切です
肥料を与えるのに適した時期は5月から10月です。
気温の高い5月から10月はマッサンゲアナの活動が活発で、肥料の効果も大きく出やすいです。
11月以降の寒い時期はマッサンゲアナの活動が緩やかになり、根から水や養分を吸収しにくくなります。
肥料も水も与えすぎると根を弱らせることにつながりますので、寒い間の肥料は控えた方がいいですね。
まとめ