昨今では、観葉植物ブームもあいまって室内外とわず植物は至るところにおいてありますよね。
好きな人は自宅においたり、職場のデスクに置いたりしているのではないでしょうか。
企業では癒しや潤いを与えてくれるアイテムとして会社の執務室や休憩スペースのもおいたり、贈答品としても広く扱われています。
気が付かないだけで生活している中でたくさんの植物と接しているのです。
植物が好きな人は愛着をもって大事に育てて成長や変化を楽しんでいる人も多くいるでしょう。ただ、大事に育ててきた植物も手放さなくてはならない状況になる時があります。
状態が悪くなってきた…
長期の出張で世話できない…
マンションの修繕工事でベランダが使えなくなる…
部屋が手ざまになってきた… etc
植物も私たち人間と一緒で生きています。残念なことにどんなに大事に育てていても最終的には枯れてしまいます。
今回はそんなときの為に知っておくと得する3つのことをお教えいたします。
このページの内容
再生させる。
先ほども言いましたが植物は生きています。ただどんなに可愛がって育てていても長い年月が経つと植物の状態が悪くなってくるときがあります。そうゆうときは『植物の根っこ』が異常をきたしている可能性が大です。
水のあげ過ぎによる根腐れ
水のあげなさ過ぎの根痩せ
根が成長し過ぎの根づまり etc
根腐れ・根痩せに関しては水やりの方法を変えれば改善できます。方法としては『土が乾いていたら給水する!』単純ですがこれに限ります。季節によって土の乾き具合もかわってきますので、「3日に一回給水する」等とは決めつけずに必ず土の状態を確認してから給水するようにし給水後はしっかりと水をきってから元の場所におきましょう。
根づまりとは、今の鉢の大きさでの根の成長が限界をむかえていることにより植物の生育に支障をきたしている状態です。このままにしておくと植物の葉が徐々に落ちていき全体的にやせ細ってしまいます。
植え替え
今の状態を保ちながら生育したい方にお勧めです。
まずは鉢から抜きましょう
釜やのこぎり等を使って根をそぎ落とします。
全体の3分の1ぐらいは落とします。
植えかえる新しい鉢底に用土をいれ植え替えます。
最後に伸び切った葉を剪定して終了です。
植え替え直後は肥料などは与えずに、風通しのよい日陰で養生してあげてください。
株分け
先ほど説明した植え替えに似た作業となりますが、株分けは植物の大きさをかえずに鉢数を多くしたいときに用いられる手法です。鉢に入っている植物はいくつかの株(根)を合わせて植えこんで作られているものが多いです。このため、成長していくと株同士が土の養分を取り合って成長の妨げになってしまいます。この株を人工的に分離させる作業が株分けです。
鉢から抜き根をほぐしていきます。
根を分離します。根が絡み合っているときは剪定バサミなどを使って切っても大丈夫です。
植え替え作業同様に植えかえる新しい鉢底に用土をいれ植え替えて終了です。
挿し木
挿し木とは今の植物の子どもを作ってあげるイメージです。愛着はすごくあるんだけど部屋が手狭になり大きくなり過ぎた植物をどうしても手放さなければならない時などにせめて子どもだけでも繁殖させたい想いにこたえる手法です。植物の新芽や幼木の部分(幹の先端)を切り落として、その枝を水につけ根を生やしてから鉢に植え替える手法です。植え替え後はちょっとした棚の上でも飾られますし、小物アイテムとしても重宝できると思います。
茎の先から切り落とします。
水につけ、根の発根を待ちます。根がでる前に鉢に植え替えてしまうと成長せずにかれてしまいますので、あせらず根が10㎝ぐらい伸びるまで待ちましょう。伸びきったら鉢に植え替えて終了です。
預ける
長期出張や自宅の修繕工事などで水やりができない状況になるときは植物を預けることをお勧めします。ペット専用の預かりサービスがあるのは広く知れ渡ってきていますが、植物にも同様の預かりサービスをするところも増えてきました。日頃から植物に慣れ親しんでいるプロが管理してくれますので、枯らしたくない植物がある場合は利用してみてはいかがでしょうか。
第2の植生
植え替えや株分けなどをして大事に育ててきた植物でも引っ越しなどでどうしても手放さなければならない時があるときもあると思います。知り合いに譲って大切に育ててくれる方がいればよいのですが、なかなかそういった人も見つからないと思われます。そんなときはリサイクルをメインとした引き取りサービスを行っている会社もあります。リサイクルですので大事に育ててきた植物の第2の植生として活用してみるのも選択肢の一つとなりえるのではないでしょうか。ただ廃棄を前提にした会社さんもありますのでそこは注意してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
なんども言いますが植物は生きています。
そういったことにも気を配れる心の余裕をもって生活していきたいですね。