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スタイリッシュ系植物のお手入れは5つのコツで簡単・完璧!! ~ドラセナ・コンシンネ編~
昨今のブームによって、観葉植物はインテリアとしてとても身近な存在になりましたね。
好みやお部屋のイメージに合わせて様々な種類の観葉植物がラインナップされていますよね。
柔らかいイメージの観葉植物や高級なイメージの観葉植物など、数え上げたらキリがないほどです。
特にスタイリッシュな観葉植物は人気が高く、ライフスタイルの向上にともなって、多く選ばれるようになりました。
中でも、剣のように細く尖った葉形が特徴的なドラセナ・コンシンネは流通量も多く葉色のバリエーションも豊富な為、スタイリッシュ系の中でもとても人気のある植物です。
しかしながら、スタイリッシュな植物は管理の方法を間違えると傷みやすい物が多いのも事実。
スタイリッシュでカッコよかったのは最初だけで、すぐに葉の元気が無くなってだらしない印象になってしまったり、葉が落ちて幹だけになってしまったり。。
ちょっとした管理方法の間違いによって、少しずつですが確実に植物は傷んでいくものです。
植物の元気が無くなると、お部屋の雰囲気も心なしかしょんぼりしてきたり。。
せっかくカッコイイ植物を選んでいるんですから、スタイリッシュなまま長持ちさせたいと思いませんか!?
この記事では、観葉植物お手入れのプロとしてドラセナ・コンシンネを育てるためのコツを『環境編』と『お手入れ編』に分けて紹介していきます。
ドラセナ・コンシンネって見たことありますか?
ドラセナ・コンシンネの生まれと育ち
ドラセナ・コンシンネはリュウケツジュ科のドラセナ属に分類される植物で、「ドラセナ・マージナータ」とも呼ばれています。
同じドラセナ属としてはマッサンゲアナ(幸福の木)が有名ですね。
熱帯に位置するアフリカのマダガスカル島が原産地なので、乾燥に強い特性を持っています。
また、葉が上を向いて伸びることから、風水では運気を上げる事が出来るといわれており、お部屋に置いて良し!ギフトとして送るも良し!まさに万能な観葉植物ですね。
真実の木
ドラセナ・コンシンネは別名「真実の木」とも呼ばれていますね。
これは、別名の「マージナータ」が「マジになった」→「真実になった」→「真実の木」と言い換えられていったことが由来とされているんです。
「真実の木」なのに、嘘のようなホントの話があるなんてとっても不思議ですね。
でもこれが「真実の木」の真実なんです。
ドラセナ・コンシンネのコツ 環境編
明るさは大切ですね
ドラセナ・コンシンネに適した明るさは「直射日光の当たらない明るい室内」です。
これは多くの観葉植物が得意とする環境ですね。
すでにお持ちの観葉植物が元気に育っている場所なら、ドラセナ・コンシンネも元気に育ってくれることでしょう。
もちろん、太陽の光が直接当たらない場所でも、お部屋の照明の明るさで長もちすることもあるのですが、、
やはり、理想としては日に3~4時間程度、自然光に触れさせてあげたいものです。
明るいところは得意ですが、長時間直射日光に当たると葉が変色してしまう「葉焼け」が起こりやすいので気を付けましょう。
夏と冬だったら夏が好き!
ドラセナ・コンシンネは15℃以上の環境で元気に活動します。
熱帯原産の植物ではありますが、多少の寒さには頑張って耐えてくれるんですね。
とはいえ、5℃を下回るような環境ではみるみるうちに元気がなくなってしまいます。
そのような環境では水やりしても十分に水を吸いあげる事が出来ず、根が傷んで枯れてしまうこともあります。
冬支度の際はドラセナ・コンシンネも、寒い窓際などは避けて暖かいお部屋の中へ移動させることを忘れないでくださいね。
換気って意外に大事なんです
ドラセナ・コンシンネは風通しの良い場所で元気に育ちます。
お部屋をこまめに換気して気分もコンシンネもリフレッシュしましょう。
こまめに空気を入れ替えることで菌や虫の繁殖を防ぐ事が出来ます。
ドラセナ・コンシンネのコツ お手入れ編
水は少なめ、愛情は多めでお願いします
ドラセナ・コンシンネに適した水やりは「土が乾いている時に」やること、そして「絶対に受け皿に水を溜めない」ことが鉄則となります。
コンシンネは少ない量の水やりでとても長持ちします。
逆に、水の量が多いと根が傷みやすくなってしまうんです。
水をやる時は、まず土の表面に触れてサラサラと乾いていることを確認してください。
見るからに濡れていたり触ってしっとりしている場合は、まだ水やりのタイミングではありません。
乾いている場合は、土の上から受け皿にしみ出るまで水を与えていきます。
こうすることで水と一緒に新鮮な空気が土の中に運ばれて、やがて根から吸収されていきます。
水と一緒に空気を循環させることで丈夫な根が育つんですね。
そして、受け皿にしみ出た水は溜めたままにせず、必ず捨ててください。
これで3日〜1週間程度(環境や気温によります)の水やりが完了しました。
1日1回、土が湿っているか乾いているかを確認してみて、乾いていた場合のみ水やりをするというサイクルが理想的ですね。
土が湿った状態のまま水やりを続けると、空気の循環がうまくいかずに根が傷む「根腐れ」を起こす恐れがあります。
そのまま水やりを続けていくとさらに根が傷んで、いずれは枯れてしまうというわけです。
肥料を与えてみましょう
肥料は年に1回、5月ごろにやるのが効果的です。
買ったばかりの植物の土は畑の栄養満点な土に植えてあるので、栄養をグングン吸ってスクスクと育ちます。
しかし、2年目からは土の栄養も足りなくなりがち。。そんな時こそ肥料の出番ですね!
生育期である5月ごろの暖かくなってくるタイミングで緩効性の固形肥料を与えておきます。
固形肥料は水やりの度にすこしづつ栄養分が溶け出していきますので、肥料のやりすぎによって根が傷む「肥料焼け」を起こしにくいのでとってもオススメです。
とはいえ、ドラセナ・コンシンネの活動が緩やかな寒い時期に与えたり、多く与えすぎると根を痛めてしまいますので気を付けたいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スタイリッシュな見た目をしていても、コツを押さえてしまえば多くの観葉植物と同じで可愛いものですね。
暗さと寒さに気を付ければ、お手入れは比較的手軽であるといえます。
この機会にスタイリッシュ系のドラセナ・コンシンネでお部屋をカッコよく演出してみませんか??