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シェフレラとカポック、どこが違うの? お手入れ方法は?

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シェフレラとカポック、どこが違うの? お手入れ方法は?

シェフレラとカポックって何が違うの??

 

観葉植物がお好きな方から、よくこの質問を頂きます。

回答としては『相手が日本人なら「同じ植物です」と答えます』となります。

ある植物に何通りも読み方があることはよくある話ですが、今回は少し違うパターンなのです。

まず、日本国内においてシェフレラとカポックは同じシェフレラ科の植物を指しているんです!

どうやら、シェフレラが日本に輸入されるときに間違えてカポックと呼ばれたことが始まりのようですね。

南米原産の大型樹木にカポックという木があるようで、葉の形が似ていることから同一種だと勘違いされたようなんです。

名称をシェフレラと是正された後も、流通の現場ではカポックと呼ばれ続けたことが今まで残っているのだそうです。

つまり、シェフレラをカポックと呼ぶのは日本だけなんですね。

海外では迷わずシェフレラなのだそう。

となると、ホンコンカポックって誰が名付けたんでしょうか??

ツッコミどころがいろいろあって面白いですね。

 

シェフレラとカポックの違い(?)お分かりいただけましたでしょうか?

さらにこの記事では、観葉植物お手入れのプロとしてシェフレラを育てるためのコツを『環境編』と『お手入れ編』に分けて紹介していきます。

シェフレラの自己紹介

シェフレラは温帯から熱帯にかけて自生している植物です。

分類はウコギ科シェフレラ属となり、代表品種として葉の先が丸いホンコンカポックがあげられますね。

近年は葉先が尖ったシェフレラコンパクタなどのスタイリッシュな面が評価されて、多く用いられるようになっています。

シェフレラのコツ 環境編

明るさは大切ですね

シェフレラに適した明るさは「直射日光の当たらない明るい室内」です。

これは多くの観葉植物が得意とする環境ですね。

すでにお持ちの観葉植物が元気に育っている場所なら、シェフレラも元気に育ってくれることでしょう。

もちろん、太陽の光が直接当たらない場所でも、お部屋の照明の明るさで長もちすることもあるのですが、、

やはり、理想としては日に3~4時間程度、自然光に触れさせてあげたいものです。

明るいところは得意ですが、長時間直射日光に当たると葉が変色してしまう「葉焼け」が起こりやすいので気を付けましょう。

夏と冬だったら夏が好き!

シェフレラは15℃以上の環境で元気に活動します。

熱帯原産の植物ではありますが、多少の寒さには頑張って耐えてくれるんですね。

とはいえ、5℃を下回るような環境ではみるみるうちに元気がなくなってしまいます。

そのような環境では水やりしても十分に水を吸いあげる事が出来ず、根が傷んで枯れてしまうこともあります。

冬支度の際はシェフレラも、寒い窓際などは避けて暖かいお部屋の中へ移動させることを忘れないでくださいね。

換気って意外に大事なんです

シェフレラは風通しの良い場所で元気に育ちます。

お部屋をこまめに換気して気分もシェフレラもリフレッシュしましょう。

こまめに空気を入れ替えることで菌や虫の繁殖を防ぐ事が出来ます。

シェフレラのコツ お手入れ編

水は少なめ、愛情は多めでお願いします

シェフレラに適した水やりは「土が乾いている時に」やること、そして「絶対に受け皿に水を溜めない」ことが鉄則となります。

シェフレラは少ない量の水やりでとても長持ちします。

逆に、水の量が多いと根が傷みやすくなってしまうんです。

水をやる時は、まず土の表面に触れてサラサラと乾いていることを確認してください。

見るからに濡れていたり触ってしっとりしている場合は、まだ水やりのタイミングではありません。

乾いている場合は、土の上から受け皿にしみ出るまで水を与えていきます。

 

まずはしみ出すまでたっぷりと・・
受け皿に少しずつしみ出てきます
十分にしみ出すまで待ちましょう

こうすることで水と一緒に新鮮な空気が土の中に運ばれて、やがて根から吸収されていきます。

水と一緒に空気を循環させることで丈夫な根が育つんですね。

そして、受け皿にしみ出た水は溜めたままにせず、必ず捨ててください。

受け皿に水を溜めておくのはNGです

これで3日〜1週間程度(環境や気温によります)の水やりが完了しました。

1日1回、土が湿っているか乾いているかを確認してみて、乾いていた場合のみ水やりをするというサイクルが理想的ですね。

土が湿った状態のまま水やりを続けると、空気の循環がうまくいかずに根が傷む「根腐れ」を起こす恐れがあります。

そのまま水やりを続けていくとさらに根が傷んで、いずれは枯れてしまうというわけです。

肥料を与えてみましょう

肥料は年に1回、5月ごろにやるのが効果的です。

買ったばかりの植物の土は畑の栄養満点な土に植えてあるので、栄養をグングン吸ってスクスクと育ちます。

しかし、2年目からは土の栄養も足りなくなりがち。。そんな時こそ肥料の出番ですね!

生育期である5月ごろの暖かくなってくるタイミングで緩効性の固形肥料を与えておきます。

固形肥料は水やりの度にすこしづつ栄養分が溶け出していきますので、肥料のやりすぎによって根が傷む「肥料焼け」を起こしにくいのでとってもオススメです。

とはいえ、シェフレラの活動が緩やかな寒い時期に与えたり、多く与えすぎると根を痛めてしまいますので気を付けたいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

植物の呼び名の由来はいろんなピソードがついていて面白い話が多いですね。

由来を知ることで、その植物をより深く知ることができて、より深い愛着も湧いてくるのではないでしょうか。

今後も面白そうなエピソードがありましたら、どんどん紹介していきます。シェフレラに似たガジュマルにも興味がある方はこちらへどうぞ。

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